Research Projects [研究プロジェクト]

革新的プロダクト・サービス開発手法に関する研究

革新的新製品・新サービスの開発では、技術と市場ニーズのマッチングだけでは不十分であり、既存の延長戦上にはない新しい技術の用い方を初期段階で発想できるか否かが鍵となる。本研究はシステムデザイン技法を用いて新製品・新事業のコンセプトを創造するための教育プログラムを開発し、評価することを目的とする。顧客ニーズの直観的理解に基づくコンセプト設計力と緻密で論理的なコンセプト評価力を統合的に運用することで、新製品・新サービス開発が可能となる。企業の人材育成要求を分析した上で要求定義・トレードオフを実施した上で、革新的なアイデアを創出するためのデザイン思考、アイデアを最適に実装するためのシステム工学を中心としたプログラムを実施した。

宇宙飛行士訓練を応用したリーダーシップ開発

極限の環境下でチームプレーを要求される宇宙飛行士の管理能力に着目し、彼らのチーム管理能力であるSpace Flight Resource Management (SFRM)に関する情報収集と知識体系化を行う。SFRMでは、必要とされる行動様式をStar Modelとして定めている。Star Modelは①状況認識、②コミュニケーション、③異文化理解、④チームワーク、⑤意思決定、⑥チームケア、⑦リーダーシップとフォロワーシップ、⑧コンフリクトマネジメント の8種類から構成される。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、NASAにおける訓練ノウハウの体系化とリーダーシップ訓練のプロトタイプ開発及び試行評価を実施する。

航空宇宙プロジェクトの価値評価モデル開発

先端的航空宇宙プロジェクトの価値評価は、投資の大きさや長さ、波及効果の広さなどから困難であり、研究開発着手の障壁となっている。既往研究は過去デー タに基づく統計的推算又は主観的価値の集計に留まり、将来の社会変化を踏まえた評価となっていない。本研究は定性的アプローチと定量的アプローチとを融合 させ、政府、供給業者、製造業者、サービス業者、消費者等の複数アクターを軸とした政府-事業-市場の相互依存性を表現したモデルを構築する。売上高、事 業価値、雇用者数、税収、その他の定量指標により社会への価値の蓄積と価値の流れをダイナミックに評価することを可能にする。評価モデル汎用化研究を実施 し、航空宇宙以外にも応用可能な評価システムを提案する。

地域航空システムの共生型管理モデル開発

我が国の98空港のうち約9割は赤字経営であり、政府債務が増加傾向にある中、公的支援に過度に依存する空港経営は批判の的となっている。本研究の目的 は、不採算の地方空港を対象として、住民投資の概念を取り入れた共生型経営管理モデルを提案することである。欧米も含め、地域航空ネットワーク維持は公的 補助に依存するのが一般的であるが、本研究は、受益者である地域住民・地域産業等の出資による地域航空路線維持の可能性を検証する。具体的には住民投資ス キームを設計し、1)法的・制度的課題の検討、2)財務分析、3)統合シミュレーション実装、4)行政実務者によるレビューを行うことで、提案の実現可能 性と有効性を評価する。

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