経歴
立命館大学理工学部機械工学科出身。当時は、微小領域破壊制御研究室に所属し、上野明先生の下で指導を受ける。2019年4月に同大学大学院テクノロジーマネジメント研究科に入学。湊研究室配属後は、ハイブリッド航空輸送システムの持続可能性評価に関する研究を行う。日本経営システム学会や日本システム・ダイナミクス学会などの著名な学会にて発表を経験し、航空産業の発展に寄与。
自己紹介と、ご自身のテーマについて教えてください。
こんにちは。テクノロジー・マネジメント研究科に2019年度に入学し、湊ゼミに所属している宮平康弘と申します。学部時代には理工学部で機械工学を学び、大学院進学を機にMOT研究科の門を叩きました。
私の研究テーマは、「ハイブリッド航空機のよる航空輸送システムの持続可能性評価」です。昨今、未来の世代にまで資源や機会を確保するために、現在の人類の開発活動を工夫することが求められており、国、企業、個人といったあらゆるレベルでSustainable Development Goals (SDGs)に基づいた活動が行われています。そして皆さんが海外旅行するときに利用する航空の分野も、その例外ではありません。
航空輸送産業は、旅客機が飛行するときに排出される二酸化炭素量の削減に取り組んでいます。ジェットエンジンを搭載する旅客機が登場した1950年代と比較すると、現代の旅客機の燃費性能は格段に良くなっていますが、旅客輸送需要の増加のペースが速いため、二酸化炭素排出量の増加が続いています。
そこで私は、現在研究開発が進められているハイブリッド航空機の導入の効果に着目しました。ハイブリッド航空機は、航空燃料とエンジンに加えて、電池とモーターによる推進装置を搭載した航空機を指します。研究では、ハイブリッド航空機の導入と普及による効果を、環境、経済、社会の三つの側面から評価し、航空の持続可能性の維持に繋がるかを検証しました。
湊研究室を志望された理由をずばり教えてください。また所属したからこそわかる、湊研究室の魅力を教えてください。
民間航空輸送をテーマに研究がしたかったので、湊研究室を志望しました。
湊研究室の魅力を一言でいうと、「なんでもできる」点だと思います。社会科学的なアプローチを取るのであれば、対象とする製品や業界、技術などは自由に選択し、テーマに据えることができます。そして、自由な思考で課題に取り組み、湊先生や仲間との議論により研究を形にしていきます。テーマの自由度の高さと、それを研究として収斂させるためのフォローの両方が充実しています。
所属された経験を踏まえて、湊研究室にはどんな人が向いていると思いますか。
まず、社会的課題に対して好奇心のある人。湊研究室では、先生から研究テーマを与えられるのではなく、自分が興味のある分野を選定し、その分野における従来の研究の限界を認識し、知の領域を広げるような研究テーマを据えます。ですから、社会に対する問題意識や好奇心が強い人は向いていると思います。
そして、試行錯誤ができる人。修士研究では、これまで誰もやったことのない研究に取り組むわけですから、そこに予め敷かれたレールはありません。私の修士研究でもうまいこと行かないことばかりでしたが、なんとか形にすることはできました。湊先生はよく「困難を乗り越えたときに、人は最も成長する」ということを仰いますが、そのブレイクスルーを起こすために努力できる人は、きっと素晴らしい研究成果を生むことができると思います。
最後に、これから湊研究室に入ってくる人に一言があれば教えてください。
私は、テクノロジー・マネジメント研究科に入学して、そして湊研究室に入って本当に良かったです。それは、物事を捉える新たな視座を獲得することができたからだと思います。ここは唯一無二の楽しい研究室だと思うので、ぜひ湊研究室で、新しいチャレンジに挑んでください!
湊研究室では、新しい研究室メンバーを募集中です。
湊研究室に興味がある人は、下記の日程で体験ゼミを実施いたしますので、ぜひ足を運んでみてください。
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<湊研究室 体験ゼミ実施日>
①第1回 体験ゼミ
日時:2021年4月7日 (水) 14:40~16:10 (4限)
場所:立命館大学大阪茨木キャンパス AS961教室(9F)
②第2回 体験ゼミ
日時:2021年4月10日 (土) 16:20~17:50 (5限)
場所:立命館大学大阪茨木キャンパス AS961教室(9F)
※事前の申し込み不要です。 直接会場にお越しください。
※湊宣明との面談や、湊研究室に所属している学生との面談も受け付けております。
ご希望の方は、湊宣明(minanobu@fc.ritsumei.ac.jp)まで連絡ください。
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