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勉強中の学生

【米国留学6月号】無事留学達成&帰国のご報告


 2019年の9月より始まったアメリカ・シアトルでの留学ですが、6月23日(米国時間)に日本に帰国し無事約1年間の留学を達成することが出来ました。予定よりも少し早めの帰国となりましたが、自分が留学で学びたかったことはほとんど習得できたのかなと思い昨今の状況を踏まえ、早期帰国を決意いたしました。今月号は、早期帰国の判断の理由、春クォーターの授業、留学の総括等について書いていきたいと思います。

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ぜひ、この記事を見て何か気になることとか聞いてみたいこと等ありましたら、

鬼頭までメールをぜひ送ってくださいね。

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予定よりも早めの帰国をしました

 本来であれば、2020年の8月末の帰国予定でした。私の留学プログラムであるIBPプログラムは、3クォーターの学部授業と3か月間のインターンシップからなる一年間のプログラムです。しかしながら昨今のCovid-19の影響で雇用状況が非常に不安点であり、また安全性もまた担保されていない背景から、インターンシップは任意になったのです。、つまり、3クォーターの授業をもって終了できるというオプションが出来たのです。私自身、このオプションが出来たことをご連絡いただいたとき、インターンシップをやるべきか、このオプションを利用して早期帰国をすべきかどうか非常に迷いました。僕と同じ悩みを抱えたIBP生もきっと多かったことだと思います。結果的には、早期帰国を決めたわけですが、そのような決断にいたった私なりの理由を説明していきたいと思います。今になってもこの決断が果たして正しかったのかどうか、自分自身も今でも迷うことがあります。きっと、今から書く理由についても「それこうすればよかったじゃん!それは違くないか?」と疑問に思われる方がいるかもしれません。思っていらっしゃることはすべて正しいと思います。ただ同時にすべては取れないことは自分自身も分かっており、自分の出した決断をよりよいものにすることに力を注ごうと思い決断をしました。

 この決断を下すに至った一つに、留学でやりたいことがほとんど達成されたことを客観的に評価できたことがあります。当記事の9月号にも一部この留学で達成したいことリストを説明しましたが、ここで改めて説明したいと思います。僕が留学で達成したいことは以下の通りです。

----------------------------------------------------------------------------------------------- <留学の目的> ①    マーケティング大国アメリカにて、マーケティングコミュニケーションを軸とした学問的知識を身に着けること ②    マーケティングコミュニケーションを自分で形として世の中にアウトプットできるようなクリエイティブスキルを身に着けること ③    マーケティングの実務経験を積み、市場へのアウトプットを何かしらの形で実現すること ④    英語力を、現地の人との会話を通して向上させること ⑤    他のIBP留学生を含め、立命館大学以外のコミュニティの形成・友達を作る ⑥    留学のエヴァンジェリストとしての活動

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上記を見ていただくと分かるように、主にはマーケティングをしっかり学ぶことが留学の大きな軸でした。それを達成する中で、人脈の形成・英語力の向上も目指していくといったところでしょうか。では、上記目的に基づいて自分自身が9か月行ってきたことを確認していきます。

----------------------------------------------------------------------------------------------- <留学の目的と実際に達成したこと> マーケティング大国アメリカにて、マーケティングコミュニケーションを軸とした学問的知識を身に着けること →ベルビューカレッジにて、「Mass Media」、「Advertising 1」、「Product Development in the marketing Process」の履修、オンライン授業配信プラットフォームにて「edX」にて、「Customer-Centric Innovation (by Aachen University)」と「Introduction to Design Thinking (by Microsoft)」の受講、Googleの広告Certificationの一つ「Google Ads Video Certification」の資格取得、オンラインサロン「NOVUS」~企画・デザイン・アイデアの学校~の受講、「現代マーケティング・リサーチ(照井他」によるRを用いた市場構造分析の手法の学習を実施、その他さまざまなMeet up eventに参加

マーケティングコミュニケーションを自分で形として世の中にアウトプットできるようなクリエイティブスキルを身に着けること

→ベルビューカレッジにて、「Publication Design Essentials」にてPhotoshop, Illustrator, InDesign等のクリエイティブソフトウェアの技術取得、「Online Video and TV Strategy」にてマーケティングコミュニケーション施策をベースとしたAfter effectsによるベルビューカレッジプロモーションビデオの作成(詳細URL:https://youtu.be/4FpRmwsj39U)の作成、美術館等に訪問し芸術鑑賞、テーマパークでの演出等の勉強、広告クリエイティブの調査

マーケティングの実務経験を積み、市場へのアウトプットを何かしらの形で実現すること →学生団体ITCsの立ち上げ。リハビリ業界における、Azure Kinect DKを用いた新規事業提案プロジェクトを行う。活動内では、コンセプト案に対する市場への反応を確かめるためコンセプトテストやクラウドファンディングの実施。また実際にプロトタイプを作成し、現地のクリニックにて患者さんの協力のもと、ユーザーテストを実施し、市場へのアウトプットを意識した活動を行った。(学生団体ITCsの活動については、別途紹介サイトをご参考ください: 

英語力を、現地の人との会話を通して向上させること →現地のTalk timeや英語の授業の履修、ホームメイトやCollegeの友達とのコミュニケーションを通して、英語力の向上に努める。帰国後、TOEFL等のテストで具体的な数値として伸びを確認予定。

他のIBP留学生を含め、立命館大学以外のコミュニティの形成・友達を作る →同期のプログラム生など、意欲高い他の留学生とのコミュニティを形成。プログラム外でもミートタップイベントや、現地のボランディアイベント(Japan Fes,成人式,ICCパーティーなど)に参加し、現地で働く社会人を含め積極的交流を実現

留学のエヴァンジェリストとしての活動 →本留学体験記の月ごとの配信。Facebookでの発信など。 -----------------------------------------------------------------------------------------------

 ④の英語力については、心残りはありますがそれ以外については目的を大幅に達成できたと思っております。隔離生活で行動が限定されている中、アメリカで無理に英語のために残る必要はないのかな。むしろアメリカでどういった力が必要なのかというのが分かってきたので、それを日本で同様に実施すれば日本においても英語力向上のための行動ができると判断したのもあります。以上の見つめなおしにより、留学でやりたいことが大幅に達成されたと判断し、早期帰国をしてもよいのでは?という判断にいたりました。

 あともう一点早期帰国を判断に至った大きな要因があります。自分が大学院生であるということです。大学院生になるとやはり学部時代に比べて、成果が求められます。その成果をもっとも示さなければいけないのが、研究でもあります。留学時代に現地の勉強に思ったより追われすぎており、研究がかなりおろそかになっていたことが自分でも分かっていました。あと、成果(実務的な話です。)をアメリカでのインターンで示せるかこれもなかなか自分の英語力的にも厳しいこともよく分かっていました。そのようなことからも、早期帰国をして研究して対外論文をもって自分の成果をしめすことがよいだろう。また、日本での夏期インターンシップを通して、少しでも実務経験してきたものとして、アメリカでのインターンよりは、結果は残しやすいだろう。そのような背景から、早期帰国をしたほうが合理的であろう、そう判断しました。 まぁこれがいい判断だったのかまだ迷うことはあります。ただ、この選択がよかったと思えるのは今の行動次第だと思うので、そうなるよう、日々の行動を意識しています。


3学期の授業をPick UP ~Product Development in the Marketing Process~

 4月号にて、春クォーターで受講している授業についてご紹介しておりましたが、一個紹介していない授業がありました。今回はこの授業についてご紹介していきます。  授業名ですが、見出しにも書いてありますがProduct Development in the Marketing Processであり、番号的には「MKTG201」なのでIntermediateのレベルのクラスです。(授業番号の見方は10月号で説明しております)授業では、マーケティングの考え方の一種である、デザインシンキング法を用いて新規事業立案を行っていく手法を学んでいきます。デザインシンキング(デザイン思考)とは、近年注目されている考え方で、仮説と実証の繰り返しを短期間に何度も行うことによって、新規事業立案を始めたとしてプランニング等で用いられる思考ツールの一種です。近年では、コンサルティング等の就職活動でもこのデザイン思考の能力を問われるなど、かなりこの考え方が世の中に浸透している印象です。これは私の仮説ですが、この考え方が浸透している理由の一つに、テクノロジーの発展により簡単に市場のフィードバックを得やすくなったことと、デジタル関係についてはその修正が簡単に行えるようになったことが関係していると思っています。  マーケティングをある程度学んだ人であれば、市場テストの重要性は認識されているかなと思います。ただどれだけ市場テストでよい結果を得られても、実際に市場へ販売を、開始をしたときにテストの結果と違って全然売れない!大失敗してしまったことが多々あります。もちろんテストが、本物の市場の再現性が十分に担保されているのであるならば、そのような誤差は少なくなるのですが、実際これが難しいのです。「じゃあ、もう市場出しちゃって、ダメだったら戻せばいいやん。で修正してまた出す。」これ繰り返したほうが、市場テストのコストも減らせる。これはすごく極端な例ですが、デザイン思考の本質とはこういうものだと私は考えています。要は、「やってみなきゃ結局分からない。」ということなのです。 デザイン思考について、すごく分かりやすい図があったのでこれを紹介します


上の図のように、様々な仮説をもとにいろんな方向性に発散し、だんだんと収束していくのがデザイン思考です。

    すこし話が脱線しました。授業内容に話を戻します。上記で述べたデザイン思考の中でも、Customer-Value-Proposition とビジネスモデルキャンバスを中心として新規事業立案のプロセスを学んでいきます。その中で仮説を立証するためのテストの種類や実施方法等すごく細かく学ぶことが出来ます。授業では、実際に自分で新商品を考え、それに基づき先ほど述べたデザイン思考に基づきアイデアをプランに変えてきます。その後最終的に、先生にピッチをし、ランディングページを作成するという成果物をもって成績が出されます。

 授業も魅力的でしたが、教科書も非常に魅力的でした。直観的に内容が理解できるレイアウトは特に感動しましたね。ぜひ、デザイン思考や、新規事業立案に興味がある人は、この授業で使用した上記の教科書を読むことをおすすめします。

留学総括~留学を通して学んだごと~

2019年9月から約1年間、本当に様々なことを学ぶことができました。どちらというと絶対に留学でいろんなことを学んでやるという気持ちで留学に臨んだのですが。。(これは、昔ある先生に留学をすることに対して馬鹿にされたのが悔しくて見返してやりたかったのです。所詮一年間留学なんか行っても“飯うまかったです”みたいな学びしか立命館の留学生は得ること出来ないから、留学なんか行かなくていいだろと。だから自分は死ぬ気で留学の計画立てて、留学中にもぜったいいろんなことを学んでやる。そう決意して臨みました(笑))

具体的にどんなことを学んだのか簡単に説明していきます。

  • 立命館で学びをしている留学生は本当にすごいということ

 僕の所属しているMOTは、半分以上が留学生で構成されています。約半年しか彼らと過ごしていないのですが、留学生という立場に自分がなって、彼らのすごさを痛感しました。彼らは授業中に、疑問があれば手を挙げて質問、ディスカッションにも積極的参加して、自分の意見をしっかり言う。これ当たり前じゃんって思うかもしれませんが、アメリカでの自分はこれを簡単にはできませんでした。ましてや授業の内容を理解するので精一杯、宿題の内容さえ正しく理解できない、どんどん進んでいるディスカッションに対してもついていくのがいっぱいいっぱいで、自分の意見なんて到底言えるものではなかったです。自分がマイノリティになって、このつらさは痛いほどわかったのです。日本の帰国後、の対面授業が再開されたら、僕が体験した思いを彼らがしないよう、サポートできる一人になりたいなと強く感じました。

  • 日本って、とっても愛されている国です

 自己紹介で、自分が日本人であることを言うと、「私日本の○○行ったことがあるんだと。」「▲▲のマンガを読んでるよ!」というように、話してくれるクラスメイトがたくさんいました。アメリカは車社会ですが、ほとんどの車は日本のメーカです。「理由を聞くと、長持ちして性能がいいから。トヨタラブ。」そんな日本に対するエピソードをたくさん留学中に聞くことが出来ました。私たちは、こんなにみんなに愛される国にいます。その国にいることに誇りを持ちましょう。そしてこの期待に沿えるように、行動していかなければなりません。

  • 学び直しが当たり前に充実しているアメリカのすごさ

 皆さんの大学の教室には、どんな人達がいますか。ベルビューカレッジには、年齢問わず様々な方が、授業を受けています。英語の授業には、もちろん私と同じ歳の人もいました。そして15歳という若い方もいました。ある程度子育てが終わり英語をしっかり学び直したいという思いをもった主婦の方。社会人の方。年齢ももちろん様々なバックグラウンドを持った人がたくさんいました。

 大学は「18-20歳前半」が通うもの。日本には、こういう誰も言わないけどそういうもんなんだってということがたくさんあります。男は仕事。女は家事。理由はないけど、そういうふうなんだから仕方ない。よく分からないルールがたくさん存在していて、そのよくわかないものが人々の本当にしたいことを制限しているように思えるのです。学びもその一つです。どうして大学の授業は専業主婦が受けてはいけないのでしょうか。本来ならば学んでよいはずなのです。このような自由を制限する行動はアメリカでは特にタブーです。

 日本では最近、この学び直しについてやっと大きな進歩がでてきました。オンラインサロンの充実もその一例です。News PicksのNew Schoolなんかもご存知の方いらっしゃるのではないでしょうか。どのサロンも多くの社会人が参加しているらしいです。僕は、このような傾向からもやはり学び直しをしたい社会人は非常に多かったからなのではと思っています。ただ、よく分からない文化がそれを難しくさせていたのです。どんどんテクノロジーによってこういう悪しき文化は取っ払ってもらいたいのです。

 同時にこういうことは、本来大学がやらなければいけないとも僕は思っています。まぁ新たなカテゴリーを追加しているので、教育市場自体が大きくなるのでいいことだとは思いますが。どうして大学はほとんど、年齢層が限定されているのでしょうか。この学び直しの在り方について、本当にアメリカで考えさせられました。

  • 学校は学ぶ場所。失敗を笑ってはいけないという姿勢。出来ないことを笑わないという姿勢 

 日本社会が見習わなければいけない姿勢です。アメリカでは、積極的な授業の発言が求めれます。例えば、「アメリカの言語教育の発展に大きく寄与した本は何?」という質問が授業で出されたとき、彼らはどんどん思いついたものを先生に投げかけます。とんちんかんな答えはたくさん出てきます。ポイントは、誰もその答えを馬鹿にしないのです。忘れもしないのですが、冬クォーターの時に英語の授業の出来事のこと。生徒が間違えを恐れ、発言を躊躇する場面がありました。その時先生が言ったのは、「ここは学校だろ。いくらでも失敗してもいい。誰も君のことを馬鹿にしないよ。」僕はこの言葉に感銘を受けました。

 僕の悪い部分の一つに「分からないことを素直に質問できない」といったことがあります。これが年を重ねれば重ねるほど結構深刻になっていまして、ホームステイのマザーにも怒られたくらいです。多分僕は、分からないことに対して馬鹿にされるのが怖いというだけなんだろうなと思っています。小さい頃から、自分はできないことが結構多く人から笑われることがたくさんありました。学部時代も、ゼミ発表の最中に自分が出来ないことに対してとことんと笑われ、馬鹿にされたこともありました。まぁ、社会に出たら赤っ恥をかくから今のうち、笑われてトラウマを作ることで、同じミスをしないようにという意図をもってこういうことをされていることは、重々理解しているのですが、結果として僕のような分からないことを素直に分からないと言えず、苦しい思いを今でもしているそんな自分が出来上がってしまいました。(今思うと、そんな社会自体がおかしいのですが。)そして結果的に出来ずじまいで、後で大きな大失敗をすることになりいろんな人に迷惑をかけてしまいます。だから、このアメリカでの失敗を決して笑わないというかそういう教育方針には本当に救われました。このアメリカで、ホームメイトのビンに「I can't understand」と言えるようになっただけでも、大きな成長だと思います。まぁこの日本独特の教育方針には、まぁ賛否両論ありますが、僕は間違いなくこんな指導の仕方はいままでもそしてこれからもしないと思います。まぁ、理由は簡単で、こんなトラウマを植え付けさせる教育は結果として、憎しみしか残らないからです。そして、自分みたいな苦しい思いをしてほしくないので。失敗しても笑わない。むしろ一緒にサポートし合う。当たり前のように「分からない」と相談できるような世の中になることを素直に願っています。

  • マーケティングのことは本当に学べました。

 「日本でもマーケティングを学べるのに、アメリカでわざわざマーケティングを学ぶ意味はあるの?」この質問をよく自分が留学をする理由を言ったあと必ず飛んできます。まず答えとして、日本では確かにマーケティングのことを学ぶことはできると思いますが、偽物がたくさんあるのと、正しい知識を理解するのに苦労がかかってしまうので、アメリカで学んだほうが正しく学べ、より深く効率的によく学ぶことが出来るからです。

 大学2年生からマーケティングについて興味を持ち始め大学院1回生までの独学で学んできました。しかしながらこれよりアメリカで学んだ1年間のほうが、正しくより深く学ぶことが出来ました。もちろん僕は学部自体に商学部には所属しておらず、専門的には学んでいないので非効率だったのかもしれません。しかしながら、ただの小さなカレッジでさえも、多くのこと学べました。つまり、マーケティングのプロがゴロゴロ、アメリカには転がってるということです。アメリカで日本語の勉強をするより、日本で勉強したこうが効率的ですよね。それは日本語のプロがごろごろいるからですよね。そんな感じです。

 あと、もう一点。マーケティングは学問です。なのでしっかりと体系化されています。しかしながら日本では、自分の成功体験をもとに作り上げたよく分からないマーケティングもどきがたくさんあります。そのもどき理論に基づいた、ビジネス本や、マーケティングフォーラムの講義がたくさん存在します。どんな感じかというと、日々の冷蔵庫の開け閉めを数回やっただけで、運動方程式はこうです!って自慢げにいうイメージに似ています。まあなんかのアイデア立案者というよりは、マーケティングの考え方に基づいてとかいったほうが、恰好がつくのでいいのかもしれませんが。実際、よく分からないマーケティングの仕事ができるといった求人広告もたくさんみます。まぁ正しく理解をされてからマーケティングの言葉を使ってほしいと思います。

 僕は、留学に行く前に、森岡さんの本がきっかけでマーケティングのことを学びはじめました。ただ、そのことを湊先生に話したことがあるのですが、あの時湊先生が言ったことがいまでも忘れられません。「あの本には、何も特別なことは書いておらず、アメリカでは当たり前のことだよ」っと言われたのです。今になるとおっしゃる通りだなとすごく思います。アメリカでは、知っていて当たり前の知識でした。レベルは101くらいです。あの本、マーケティングの導入の導入の本なのです。(森岡さん自身もあの本だけでは、決してマーケティングが見につくものではないというのは分かっていて書いているそうです。あの本の目的は日本人に対して、マーケティングを知らしめ、正しく理解させるきっかけを与えるものだそうです。つまり私はその戦略にまんまとはまっているのです(笑))あの本で説明されているのは、マーケティングのプロセスの一部でさらに、それを分かりやすくかなり抽象化して書いてあります。ちなみに実際は、マーケティングコミュニケーションだけでもアメリカの教科書だとページを使って説明されています。

 大手消費財メーカや外資企業であればマーケティングのプロなので問題ないのですが、マーケティングを日本で学びたいと思っている人は、偽物が多いので特に注意が必要です。

 あと圧倒的に教育の質が高いのと一科目に割り当てる時間数が圧倒的に多いので、身に着けたい専門性が決まっている場合、何の分野においてもアメリカで学んだほうがしっかり学べます。

 まだまだ学んだことはたくさんありますが、これでは永遠とスクロールが終わらない記事になってしまうのでここらへんにしておきます。とにかく学ぶことが本当に多かったそんな一年だったことには変わりありません。


ご愛読者の皆さま、留学にご支援いただいた皆様への感謝

 本当にこの一年、私は多くのことを学ぶことが出来ました。この体験は一緒の宝です。そして、ここまでの一年間は親を始め様々な方に、ご支援いただいたからこそ成し遂げることが出来たと本当に思っています。本来ならば一人一人お名前を書きたいところですが、多すぎてこれもまたスクロールが終わらない記事になってしまいますので、ここでご紹介できないことをどうかお許しください。

 ただこの人たちだけご紹介させてください。僕の日本帰国に際して、ご支援いただいたデルタ航空関係者、羽田空港検閲官、行政関係者の皆さまです。Covid-19の影響で彼ら自身も恐怖を感じているのにも関わらず、その最前線でご活躍されている姿に感動したのはもちろんのこと、自分自身の帰国の際にも様々な面でご支援いただきました。特にデルタ航空の、手書きの手紙には深く感動をしました。本当にありがとうございました。このような状況下で、最前線で活躍されている方がいることを忘れずに、日々の生活を送っていこうと考えております。

 最後に、このブログを最後まで読んでいただいた購読者の皆さま、最後まで購読いただきありがとうございます。ぐちゃぐちゃな日本語で、多少強い表現もございましたので、ご購読者中には不快や戸惑いを感じたかたもいらっしゃるかもしれません。大変申し訳ございませんでした。私の不徳の致すところでございます。ただ少しでも、僕が感じたリアルをそのままそして率直書きたいという思いがあり、こう書かせていただいた背景もございます。なにとぞご理解ください。この留学体験記を通して、少しでも日本の発展、そして留学に興味を持ってくださる人が少しでも増えることを切に願っております。

長期間にわたりご購読いただき、本当にありがとうございました。

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