【米国留学2月号】苦しかったときの話をしようか


シアトルでは、雨季が終わり最近は晴れています。ただ、コロナウィルスの影響で、すべての授業がオンラインに変わったり、外出自粛令がだされたりしてまだまだ外で、芝生でゴロゴロする生活には戻れなさそうです。最近は忙しすぎて、University District (UWの近くにいる繁華街)のバスケコートがある公園で遊ぶ子供達を見ながら、あ~あんな感じに走りまわ っていないのはいつからだっけって悟りはじめています。     今月は、アメリカの名物イベント「Super bowl」の話と、私のいま受講しているマーケティングの授業の話、最後に私の苦しかった時のことを書こうと思います。いつもいいことしか書いていないんですが、本当は挫折しかしていないのでここらで本当の鬼頭の姿を書こうかなと思います。

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(メール先:kazuyakitou0107@outlook.jp)

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視聴率40%!アメリカの名物イベント「Super Bowl」

<スーパーボールって何だろう?>

Super bowlというのは、毎年2月上旬にアメリカで行われる、アメリカンフットボールのチャンピオンシップを指します。日本で例えるならば、野球の日本シリーズのようなものです。ただ、日本と比べものにもならないスケールで行われ、アメリカで世界最大のスポーツイベントとも言われます。  当然、アメリカ最大のイベントなので、アメリカで最大規模のカネが動きます。この日のために、企業はあらゆるサービスや企画を用意しています。例えば、家で視聴する人のためにファーストフードの限定セットの販売とかがあげられます。私自身も、スーパーボールを家で友達と視聴したのですが、マクドナルドのナゲット80個とポテトLサイズ5個のセットを頼んで、スーパーボールを楽しんでいました。  もちろん、テレビ広告にもものすごいお金が割かれます。ネット情報なので正確性は欠けるかもしれませんが、30秒枠のテレビ広告枠は平均5億円だそうです。ちなみに日本の東京キー局で1回テレビ広告(15秒)を流そうとしたら、大体100万円くらいなのでいかにこれがとんでもない価格であることが分かります。  企業は、この日のために莫大な製作費をかけて、広告を作成します。二つ印象に残った広告主がいたので少し紹介したいです。一つはやはり「P&G」。僕が最も尊敬している会社の一つです。なぜ印象に残ったかという理由は、彼らのCM(Tideという製品)が最も放映回数が多かったからです。彼らは、自身の調査で「ネットの広告は、あんまり効果が出ません」と結論を出している会社なので、テレビ広告に重点を置いた施策を出す傾向があります。これは、日本においても同様ですよね。確か世界的にみても、P&Gは広告費がもっとも高い会社の一つだったと記憶しています。CMの中身を研究するのももちろん大事ですが、彼らがどの広告枠を何回かっているのか?というところに注目してみるのも会社の特徴を考えるときに重要です。  もう一つは、「Google」です。CMの内容としては、Googleの検索エンジンを使って主人公の歴史を振り返るといった内容でした。まぁ、Long-termのブランドイメージの広告を意識した(System1)、以下にもGoogleらしい広告でした。この広告の内容ももちろん素晴らしかったのですが、もっとも素晴らしかったのは「Googleのトップページに、テレビで流れた広告動画のリンクが検索窓の下に設置されていたこと」ですね。これは、さすがGoogleだと思いました。世界No.1の検索エンジンを持つ会社だからこそできることなのだと思いますが、テレビ広告を見た人があのCMもう一回みたいなって思った時に検索して調べようとしたときにYouTubeに行かなくてもあの広告動画に飛べるという・・。つまり、Googleはテレビ広告を見た人のカスタマージャーニー全体をしっかりと設計したキャンペーンを打っていたということです。どうしても広告主は、CMの内容だけを考えるだけでみている人が見る前、見た後にどういった行動をするのかということを見逃しがちです。そういった彼らのカスタマージャーニーをしっかりと定義して、そのカスタマージャーニーに沿って自社の強みで目標を(コンバージョンの定義でしょうか)達成することは重要なのではと思います。それにしてもGoogleは素晴らしい。私もいま授業で、キャンペーンを考える機会があるのですが、こういった全体的に設計できるマーケターにぜひなりたいと思います。

<Super bowlのHalf Time Showに憧れる理由>

 Super bowlはもちろん試合内容にも注目されますが、ハーフタイムショーの時間もそれに負けないくらい注目されます。ちなみに私は試合の内容よりも、Half Time Showをとっても楽しみにしていました。  Half Time Showは、試合の合間(ハーフタイム)に、世界を代表するエンターテイナーが、同じスタジアムでショーをします。エンターテイナーにおいても、このHalf Timeでショーを出来ることは、大変名誉なことであり、ノーギャラで出演しているそうです。ビヨンセ、レディーガガ、ブルノマーズ、マイケルジャクソンなど世界を代表するアーティストがいままで出演していました。今年の動画は(https://youtu.be/pILCn6VO_RU)で確認できます。今年もすごかった・・。ハーフタイムショーでは、とんでもないほど凝った演出がされるのですが、その一つ一つが大変に勉強になります。まぁすごすぎるのでとても簡単には真似できるものではないのですが・・。でも、エンターテイナーを志すものが憧れる理由もよくわかります。  Super bowlを知ったきっかけは、アメフトが好きだったからとか、アメリカの歴史を勉強したときとかからでは実はなく、「東京ガールズコレクション」がきっかけなのです。もっと詳細に言うと、渡辺直美さんの東京ガールズコレクションのショーがSuper bowlのハーフタイムショーを知ったきっかけです。


 上記の動画を知ったのは、大学3年生の時だったでしょうか。なんでこの動画にたどりついたのかは正確には覚えていないのですが・・。6:30から始まる直美さんのショーがかっこよすぎて、見つけた当時は何回も繰り返してみてました。初めは、直美さんが自分で作ったショーだと思ったのですが、ある時友達にあれはハーフタイムショーっていうアメフトの試合のやつのときのショーだよって言われてですね・・。でその時に初めてしったんですね・・((笑))

 一目見たときに、こういうの将来作れる関われる仕事ができたらなってすごく思いましたよね~。まぁでも、僕の場合は輝かしいルックスもなければ歌も踊りも出来ない人なので、こういう舞台で自分がエンターテイナーとして出ることはできないとはよくわかっているので、こういった人(エンターテイナー)が輝かく踊れるようにするために一種の架け橋として活躍できたらいいなと思って、頑張ることにしています。だからその架け橋としてどんな力を磨くべきなのかなって考えて、マーケターとしての腕や演出を作れる力をしっかり磨こうと思い、今日の日まで頑張っています。まぁまだまだ実力としてまだまだですが、いつの日か「スーパーボールのハーフタイムショーに自分が何かしらでかかわる」のが自分の夢の一つでもあります。


MKTG244「Online Video and TV Strategy」

 先月詳細に語ることが出来なかった私の大好きな授業の話を今月したいと思います。この授業は簡単に言うと「動画広告の施策を学ぶ」授業です。具体的には、そもそも動画広告がなぜ重要なのかという基本はもちろんのこと、どういった動画をとるべきなのか(撮影機材はこういう風に使いましょうとかもありました)、じゃあその広告をどのような順番で、どのように他のキャンペーンを組み合わせるべきなのかとかを学んでいます。日本とはまた違った広告の考え方を学べるので、授業内容がとても新鮮です。

 この授業は、先生が最新の広告事情を踏まえた講義だけではなく、学んだことを使って実際に動画をつくりキャンペーンを打つといった課題があります。具体的には、ベルビューカレッジの入学希望者増加を目指した、施策を考えろといったものです。この課題が結構Heavyでした。今まで使った広告のフレームワークを用いて、ストーリボードとか作り、動画を実際に取り、キャンペーンまでしっかり設計するといったことは初めてだったので、分からないことが多すぎました。ただ直観として、こういったコミュニュケーションをデザインするのは、かなり踏み込んだ環境の理解が必要(本当のビジネスドライバーは顧客の真のContextsの中で初めて見つけられるもの)であるので、私は日本人をターゲットにして施策を打つことにしました。キャンペーン名は「#Why are you studying」です。


 今回は、あえてこの動画どのようなターゲットをどのようなインサイトをついているのかということは言及しないでおこうと思います。ぜひぜひこの動画を見て、私がどういったことを目指して作ったのかをぜひぜひ考えてみてほしいのです!来月この動画・キャンペーンを解説します。


苦しかったときの話をしようか

 ブログを始めて5か月間、記事内では、自分のいい箇所しかあまり見せてきませんでした。まぁでも当然目をつぶりたくなるような、挫折人生をおくってもいます。こういった人生を送っている時間のほうが正直多いです。そろそろ留学生活も折り返しの時期なので、こういった話もそろそろ触れていこうかなと思います。

 最初の大きな挫折なんだったかと言われたら、間違いなく「高校1年生で就任した生徒会長」だと思います。当時なんで立候補したのかというか、中学校の延長みたいな学校祭を何とか変えたかったからです。初めて自分が高校の学校祭を体験して、それが自分の思っていた学校祭と少し違って、それを他の高校と比較するとさらにそれが悔しくて、自分がこれを変えてやるぜとか思って確か立候補しました。ところがいざ就任するとなると、これが問題ばかりで、毎日泣きながら帰っていました。

 「組織がすでに持っている考え方」「人間関係」が僕を苦しめた魔物でした。就任演説で、いまの生徒会構造のひどさとか訴えていたので、まぁ6人体制の僕が所属していた生徒会のうち4人が再任だった状況を考えるとやりにくいったらありゃしないっすよね(笑)そして僕がぼこすかに言っていた元生徒会長が書記に所属するという最悪な状況でもありました。まぁ苦しかった。当時は相手を説得する力とかももちろんかけていたので、パッションだけですべてを押し切っていたので、さらに苦労はしました。そして部活を同時にしていたので、その掛け持ちも全然うまくいかずつらかったですね。生徒会の時間が充実していればよかったのですが、それも全然で・・。雑談&トランプもうその他もろもろ、時間の無駄になることばかりでしたね。そしてそんなことが続くのでさっさと部活にいくと、そういう日に限って生徒会室から電話がかかってきて、僕以外のメンバーが仕事をして、そして後日嫌味を言われる。そして、生徒会室に行く無意味な時間が増えると、部活の時間がどんどん減っていき、みんなにどんどん置いて行かれる・・。そして先生に相談すると、君が選んだ選択だろとかいって見放される。そんな日々でした。

 まだまだ苦しめたとこはあります。前述しましたが、僕が生徒会に入って一番やりたかった学校祭改革についてです。学校祭は約1年前から準備が始まるので根本的な改革をするには僕が就任した時期からのアプローチが必須でした。それを僕はよくわかっていたので、早速担当の先生に話をすすめようとしたのですが、ところが全く話を聞いてくれないんですね。そしていざ話を聞いてももらうとすぐに否定ばかり・・。持っていた企画書も、すぐにゴミ箱に捨てられていた毎日でしたね。「それは我が高校の伝統だから」とかずっとよく分からない理由の一点張りでしたね。当時は今よりも企画力とかがなかったので、まぁ自分の実力不足ももちろんあったのですが、まぁ今になっても思いますがあまりいい先生や仲間には正直囲まれていなかったですね。まぁこれは、いい悪いとかではなく、単純に合う合わないだとは思いますが。

 今、あの時自分が訴えてきたことや行動してきたことは何も間違っていなかったということは確信に変わっていますが、まぁでももっといいやり方があったなってすごく思いますね。要はこういうのは、☆相手の頭の考え方をしっかり理解して、その中にそってうまく説得がする必要がある☆ということです。森岡さんの本を読んでて、あの人がイノシシのように突き進んでいくことで無駄に体力を使っていたという内容があるのですが、あ~きっとこのことだなってすごく分かるんですね。相手(組織)を説得とかするときに、相手の考え方を理解して、その文脈で自分が変えたいもの・伝えたいものを伝えていくことは非常に重要です。これをしないでやる時もまぁ必要ですが、可能な限りこういう風にやってほうがお互い平和に終われます。今の僕は初対面で、出来るだけ低姿勢で話すことによって、相手の発言や性格を可能な限り引き出し、相手の考え方とはなんなのか?大事にしているのはなんなのかを理解することに努めています。その後相手に説得するための文脈を見つけ、それにそって話すことにしています。結構これで、だいぶやりやすくはなりましたね。要するに、市場もしっかり分析することも大事ですが、立派なマーケターは提案相手をしっかり分析することも求められます。

 さぁあともう一つ、留学に関連した大挫折がありました。「トビタテ奨学金」に落ちたことです。僕の場合は、文部科学省で行われた(最終選考)ところで落ちました。落ちたのがわかったのは、南草津のSEIYUの中でちょうど鍋パーティーの買い出しをしているときだったのですが、ショックすぎてぶっ倒れそうでした。一番思ったのは、あ~自分の留学って意味ないんかな~って。そんなつもりでは落としてはないとは思いますが、こういうときって自分の存在自体を否定された感じがしますよね。自分の家庭もそんなにお金があるわけではないので、もう留学やめようかって正直思ったくらいでした。正直卒業研究が終わる2月くらいまで、留学に本当にいくかどうかってずーと悩んでいました。

 最終的に留学に行くことにしたのですが、その理由は留学に行くなって言われたときにいやそれは違うだろっていう気持ちが強かったからです。どういうことかというと、誰かに留学行くなよって言われたときに「いや俺は行きたいんだ!」という思いのほうが、誰かに「留学行けよ!」って言われたときに「いや行きたいくない!」という思いよりも強かったということですね。なんか悔しかったんですよね。いやここで、諦めたらだめだろって。お金ないなら稼いで、トビタテで足りなかったものをどんどん追及して、彼らに負けないくらい、いや負けるわけないやろとか思えるくらいの留学にすればいいじゃないか!という風な気持ちにだんだんなってきたんですよね。そして、やっぱり留学に行こうとという最後の一歩を踏み出したわけです。(なんで留学の来たかは9月号で言及しています)

 まぁでも今のままでは、お金もない、そしてどうしてトビタテに落ちたのか?という理由をしっかり見出していないと思っていたので、まずはこの二つをしっかり固めようということで動きだすことにしました。

 最初にやったのは、お金を稼ぐための仕事探しです。具体的には、ただバイトとかではなく、会社の一員としてフルで働けるような長期インターンシップを探し始めました。これは、MOTという私が所属している研究科の授業が18:00以降に始まるので時間が比較的とれることや、マーケティングの実務経験を積むためにはどうしたらいいのかなと考えたときこの長期インターンシップという選択肢が一番であるかなと思ったからです。最終的には、大阪にある広告代理店にて採用していただき、お金を稼ぎながらたくさんの経験を得ることができました。インターンの内容の話は今回の話の内容と少しずれてしまうので、詳細は話しませんが、こういったもがきながらもいろいろやっていたということでもわかっていただければいいかなと思います。

 もう一点。トビタテに自分が届いていなかった理由についてもしっかり言及しておこうと思います。結論から言うと、「自分の実績や経験を示す客観的な実績・評価が足りていなかった」ですね。トビタテは、1次選考に通過した人は壮行会といって通過者と話せる機会があるのですが、そこでものすごくこのことを痛感しました。「こんなことをやりたい」前に、「こんなことをやってきました!」が結構大事ということです。特に2次選考は、企業の人事が面接につくのでここは意識されるとも思っています。自分ももちろん人に負けないようにいろんなことをやってきてはいたんですが、それが第三者から見て果たして光っていたのかというのとそうではないんだろうなってすごく思いましたね。

 昨日友達からこのことについてなるほどなと思うことがあったのでそれを書こうと思います。彼は高校生の時からすごく意欲的な子で、大学受験を指定校でさっさと終わらし、みんなが受験勉強をしている間に世界を飛び回っていたそうです。その後彼は大学に入学したのですが、まわりが世界に出ていく姿をみてすごくもどかしさを感じていたそうです。要するに、自分は早くからこういった行動をしているのにも関わらず、社会に出るときは結局同じものとして見られてしまうことにいら立ちというやりきれなさを感じていたそうです。だから彼はもっと人にはない違うものをもっていなきゃいけないと思って、必死にいろんな奨学金とか企画に応募して、自分にしかない価値をどんどん高めるように努力したそうです。そんなとき彼は、どこかの国のアンバサダーに3000倍の倍率を勝ち抜いて、なったそうです。そしてそれが人にはない大きな自信に変わり、様々なことにどんどん挑戦しどんどんいろんなところで結果を出し、ついにはトビタテ奨学金を勝ち抜いたそうです。

 これ実は、昨日聞いたんですけどすごく自分にささるものがあったんですよね。彼みたいにどん欲に必死に他人には負けないように、自分磨きが命がけで出来ていたかというとそうじゃなかったんだろうなって。

 まぁこれは昨日の話なんですが、トビタテに落ちてから特に、第三者から見て客観的に自分の実績がしっかりつくることは意識しています。簡単に言えば、社会へのフィードバックをとにかく得れるような、アウトプットの機会にどんどん参加することで自分価値を第三者の人からみてわかるようにしていますね。(インターンシップをやろうとしたのもそれも関係があります。)学内だけではなくて、日本や世界を視野にして自分にはない武器って何か。そしてその武器を磨くための行動が大事ということを改めて彼との話で痛感しました。

 もっと危機感をもって頑張らないといけないですね。残り半年気合いを入れていきます。

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